はままつ家づくりの本2008
ie-bon【いえぼん】
2008年版の「いえぼん」 に掲載されている『ロハスな家』をご覧ください。



創意工夫で大胆なコストカットを実現。
風通しの良い木の家で家族も健やかに。

浜松市 T様邸


車や人の往来が激しい市街地に建つTさんのお住まい。
一歩家に入ると外の喧騒は一切感じられず、まるで自然の中に佇んでいるかのようにのびやかな雰囲気を漂わせている。
Tさんがこの家を建てたのは今から4年前。
アズインテリアアーキテクトの永田社長が提唱する「脱個室主義」と「地元産の木材を活かした家づくり」に惹かれ新築を依頼。
「オープン空間はどこにいても家族のニュアンスが感じられ、家族関係を豊かにしてくれます。 それに、家は最初から作りこまず家族の変化に合わせて少しずつ手を加えていく方がいいんです。」 という永田社長の言葉通り、無垢材をふんだんに使用し、上下階とも仕切りを最小限に抑えたオープンな住まいが完成した。





さらに、室内及び構造内の通気性を重視し「二重通気工法」を採用したことで、夏涼しく冬暖かい暮らしを実現。
「実はうちにはエアコンがないんです。夏は扇風機、冬はファンヒーターで充分。 僕はそれまでエアコン無しでは暮らせなかったのに、びっくりでしょう?」
と語るご主人は、扁桃腺が弱く以前はよく風邪をひいたが、新築してからはそれもなくなったそう。




驚くことに、堅牢な構造で自然素材を多用した延べ床約32坪のこの家は、なんと総工費1470万円。
 しかも建物の構造や素材の質は決して落とさず、むしろ必要な箇所には充分以上に手が掛けられている。
「良い家を造る際にコストダウンなんてありえない。でも工夫を凝らして無駄を省くカストカットなら可能です。」 と語る永田社長。




では、実際どんなコストカットがなされたかというと、まず御夫婦の寝室以外は上下階ともワンフロアにし、建具や壁の費用を大幅にカット。 2階の床と1階の天井を兼用し、天井工事をカット。 床材の余りを使って飾り棚やマガジンラックなどを作り、家具代をカット。 さらにベランダの床には側溝のフタを、縁側の板には下地材を使用するなどの工夫がなされている。

設計者とともに考えながら、予算内で理想の家を手に入れたTさんご一家。
風通しが良く自然素材に包まれた住まいが、家族みんなの心や身体を健やかにしてくれている。